治療に際して
診療にあたっては、患者様のお口状態と傾向を確実に分析し、患者様が望まれる治療をお伺いしながら、
ベストの治療計画にもとづき、内容を十分ご理解・ご納得いただいた上で初めて診療に入ります。
すべての患者様に、最初にお口の中の細菌検査を行います。これにより、お口の衛生状態をチェック、歯周病やむし歯要素がどのくらいあるのか判断します。
診療の進め方
お口の中の細菌検査による問題点の発見
細菌検査やレントゲンなどから総合的な検査をし、お口がどんな状況なのか、 また、日常の生活習慣なども考慮しながら、なぜそうなったのかなど問題点を発見していきます。
診断と治療計画のご説明
検査結果をもとにご説明やお話し合いを通し、患者様のご要望をお聞きしながら十分ご納得いただけるような、
患者様に最適な治療計画を立てます。
専用のカウンセリングルームをご用意しています、疑問点はどんどんお尋ねください、ご一緒に解決して行きましょう。
「できるだけ削らない・抜かない・精密な治療」の開始
診療期間中はお口の衛生状態の評価をしながら、歯科用顕微鏡やCT、エルビウムレーザーなど最新機器を使って 精度が高く予後の良い治療を行います。
治療後の大切なアフターオーラルケア
治療でお口の状態が良くなっても、それは一時的なものです。
治療前と同じお口の衛生環境であれば再発のリスクが常にあります。
せっかく治療して良くなったお口です、治療後も定期的な予防の取り組みを私たちと一緒に進めて行きましょう。
ホワイトニング
歯を白くすることをホワイトニングといいますが、いくつかの方法があります。
それぞれに特徴があり、「急なイベントが入ったのですぐ白くしたい」とか「時間をかけて中から白くしたい」など、目的や状況を考慮しながら患者様に最適な方法を選択していきます。
歯に色がついてしまう原因としては
- 1.コーヒーやお茶、たばこなどの習慣で色素が歯の内部にまで取り込まれてしまう
- 2.加齢による変色で、年齢を重ねると人の歯は黄色くなっていきます。
- 3.全身疾患に由来する変色で、フッ素の過剰摂取や胎児の時に母親が服用した抗生物質などの影響で色がついてしまうことがあります。
ホワイトニングには大きく分けて3つあります
- 1.歯の表面に塗って白くできるコーティングタイプ
- 2.歯の中の色素を分解して白くするタイプ
- 3.薄いポーセレンを歯の表面に張るタイプ
中から白くするタイプはさらに「自宅で行う」ものと「医院で行う」ものに分けられます。
いずれの方法も、虫歯や歯周病などがあるとできませんので、それらを治療してから処置をします。
何が違うの?
- 色素を分解して白くするタイプ
- 1.歯を削らずにすむ
- 2.歯の中の色素を分解して中から白くする
- 3.何度か医院に通院が必要
- コーティングタイプ
- 1.歯を削らずにすむ
- 2.患者様が望む色調にできる
- 3.歯の表面に塗るだけで短時間で白くできる
- ポーセレンなどを歯に貼るタイプ
- 1.歯の表面を薄くを削る必要がある
- 2.患者様が望む色調にできる
- 3.費用がかかる場合がある
その日にできるコーティングタイプ・ホワイトコート
ホワイトコートは皆さんおなじみのクラレ株式会社が開発したものです。 歯に塗布するだけの手軽な処置で時間をかけずに、患者様のお口に合った自然な色調にすることができる上に、 金属のかぶせものや詰め物などにもコーティングすることができることが大きなメリットです。
ホワイトコートは色調が選べます
真っ白な色からより自然にほのかな色まで自由に作ることができます。
歯の中から白くするホワイトニング・ティオン
オフィスホワイトニングはその日のうちに効果が求められるため、高い濃度のホワイトニング材を用いられる事が多いものですが、濃度が高くなればなるほど知覚過敏など有害事象発生のリスクも高まります。
当院で使用する薬剤のpH値は約6で、エナメル質を痛めにくく、自然な透明感のある白さが得られます。
そのほか注意点としては、白くなった歯は元の色に戻ることはないと思われますが、一般的に半年から1年で徐々に後戻りしてきます。これは自然の歯に着色することと同じ理由です。
白さが後戻りする原因は?
日常の生活の中にあり、以下のようなことが代表的なものです。
- 1.お茶、コーヒー、ワイン、カレーなどの飲食物に含まれる色素
- 2.タバコのヤニ
- 3.うがい薬や洗口剤などの薬剤
- 4.強い研磨剤が入っている歯磨剤を使用している方
- 5.研磨剤が入っていない歯磨剤を使用している方
効果を持続させるには?
食べ物などによりホワイトニング直後の状態から少しずつ着色していきますので、通常の定期検診と同様、半年に一度のメインテナンスを行い、後戻りを防止することをお勧めします。
